二拠点生活をはじめた理由
二拠点生活を始めた理由を振り返ると、それは「やってみたかったから」ではなく、生活の流れの中で自然に形づくられたものでした。
大学院進学が最初のきっかけ
私が意識的に二拠点生活を始めた最初のきっかけは、大学院への進学でした。
兵庫県神戸市で育ち、大学進学を機に北海道での生活が始まりました。学生の頃は定期的に帰省していたものの、それはどこにでもある一人暮らしの延長で、「二拠点生活」と呼べるようなものではありませんでした。
東京と北海道を往復するようになった頃
大学卒業前、大学院に進学したかったものの、当時は経済的な理由で断念。そのまま公益財団法人の立ち上げに関わることになり、2015年から東京での生活が始まりました。
この頃から、仕事のご縁で北海道へ定期的に戻る機会が続き、東京と北海道を往復する生活が生まれました。2〜3ヶ月に一度、安いビジネスホテルを予約して滞在する日々です。
大学院進学で生活が二拠点化する
そして2018年春、念願だった大学院進学を決心します。都内から通える研究室も探しましたが、卒業論文で取り組んだ研究テーマを深めたい思いが強く、母校の大学院へ進むことにしました。
仕事を辞める選択肢はなかったため、どう両立するかが大きな課題でした。立ち上げメンバーの管理職として勤務時間の拘束がなかったこと、そして設立した頃から積み上がっていた有休を組み合わせることで、遠隔で働きながら通学する形をつくりました。
当時はまだ「テレワーク」という言葉すら一般的ではありませんでしたが、北海道でマンスリーマンションを借り、遠隔で仕事をして月に一度は東京へ戻って対面で必要な仕事を片付ける生活を続けました。最低限の単位を取得したあとは、ゼミに合わせて月に一度、3日〜1週間ほどホテルで滞在する生活へと変わっていきました。
「二拠点生活」という言葉との出会い
こうして私の二拠点生活は、「やろう」と思って始めたものではなく、大学院進学という理由が先にあり、その結果として形づくられたものです。言葉として「二拠点生活」と出会ったのも、この頃でした。気づけば10年近く続けてきたことになります。
今では明確な目的がなくても、興味があればやってみる価値があると感じています。周りからは不思議に思われることもありましたが、私にとっては頻繁に実家へ帰省するのと同じような感覚でした。
とはいえ、最初に「大学院を修了するまで」という期限があったからこそ、うまくスタートできたのかもしれません。
ホテル暮らしから物件検討へ
そして、ホテル暮らしを続けているうちに、次第に「賃貸か中古物件を購入した方が良いのでは」と思うようになったことが、本格的な二拠点生活への入り口でした。
次は、ホテル暮らしから物件を検討するようになってからの生活について書いてみたいと思います。
